肥満 -太りやすい日本人-
肥満が気になる人は世の中に大勢いると思います。特に日本の女性は「できるだけ痩せたい」と思う傾向が強いです。
しかし、ヒトが太るのは自然なことなのです。なぜなら人間は脂肪を蓄えやすいようにできているからです。だからダイエットしにくいのです。
なぜヒトは脂肪を蓄えるのでしょうか。それは脂肪がエネルギーを生み出すからです。「そんなことくらい知っている」と思わないでください。これは、とても重要なことです。
はるか昔、ヒトは安定して食料を得ることができませんでした。脂肪を蓄えることで飢餓を乗り切ることができたのです。
今とは違い、昔は食べ物がない飢餓の時代でした。そのため、ヒトは食料がなくても対応できるように進化してきました。現在、飽食の時代を迎えるにあ たって、先進諸国で肥満が問題となっているのです。
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日本人はアメリカ人よりも肥満になりやすい
日本人はアメリカ人よりも肥満になりやすい体質です。「アメリカは肥満大国なので、アメリカ人の方が肥満になりやすいのでは」と思いますがそうではありません。アメリカ人は食事の内容が日本人よりも高カロリーなだけです。
アメリカに旅行してケーキやアイスクリームを食べたことがある人は理解してもらえるかもしれませんが、とにかく甘いです。「砂糖しか入っていないのでは」と思うくらいです。
マ○ドナルドでLサイズのジュースを頼んでみてください。バケツのような容器にジュースを入れて持ってきてくれます。とにかく食べる量が半端でないのです。
肥満の指標としてBMIがありますが、これは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算することができます。この値が18.5未満であれば低体重、18.5以上25未満な� ��普通、25以上なら肥満です。
なぜBMIの値が25以上で肥満であるかというと、BMIが25になると「糖尿病、高血圧などの生活習慣病」になる確率が2倍になるからです。これに比べて、アメリカ人の肥満であるといわれるBMIの値は30以上からです。
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日本人には太りやすい遺伝子を持っている人の割合が他の国と比べて高いです
2種類の脂肪細胞
脂肪細胞には二つの種類があります。一つは白色をしていて、もう一つは褐色をしています。
白色脂肪細胞は空洞になっていて、そこにどんどん脂肪が貯められていきます。つまり肥満の人は白色脂肪細胞がパンパンに膨れているのです。
白色脂肪細胞の数が多ければ、痩せにくく太りやすい体になってしまいます。この細胞の数は通常300億個といわれていますが、過剰のエネルギーを摂取し続ければ、細胞が分裂して数が増えていきます。
肥満の人の白色脂肪細胞の数は600億個とも言われています。600億個の細胞がパンパンに膨れているのです。
白色の脂肪細胞に対し褐色である褐色脂肪細胞は、脂肪を燃やし熱に変える役割をしています。これは、細胞の中に脂肪を燃やしエネルギーに変える「ミトコンドリア」� ��多くあるためです。しかし、褐色脂肪細胞の数は白色脂肪細胞のように増えることはありません。
肥満ボール
やせ薬の開発は可能か
やせ薬の開発は可能です。簡単に言えば脂肪の代謝を促して、脂肪を燃焼してしまえばいいのです。
ところで筋肉の多い人はそれだけで太りにくいです。なぜなら筋肉の維持には多くのエネルギーを消費するからです。
ただし筋肉には2種類あり、ゆっくりした動作を持続させて行う赤筋と瞬発的な力を生み出す白筋があります。脂肪の燃焼には赤筋の方が効率がよいのです。
肥満に対しては、「食欲を抑える」という作用をする薬があります。しかし、これは脂肪を燃焼させることで根本的に問題を解決するものではありません。
現在、まだやせ薬は開発されていませんが、将来は脂肪を燃やすことで肥満解消を手助けする薬が開発されるかもしれません。
しかし、もしこのような薬が開発されたとしても薬ば� �りに頼ってはいけません。「薬を飲む=痩せる」ことではないからです。薬を飲むことで安心し、より多くの食事でカロリーを摂取しているのでは意味がありません。
当たり前かもしれませんが、肥満にならなければこんな問題に悩む必要はないのです。普段から食生活に気をつけ、適度な運動を心がけましょう。油断しているとすぐに太ってしまいます。ヒトは太りやすいようにできているのですから。
また、「運動や筋トレをしているのに体重が減らない」という人でも別に嘆く必要はありません。実は筋肉は脂肪よりも重いのです。そのため運動を続けることで、徐々に体脂肪が燃焼されていくはずです。
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